2012年3月28日水曜日

近頃の本棚

最近わたしの本棚にやってきた素晴らしい本たちを。


これは細川亜衣さん(米沢亜衣さん)の「イタリア料理の本2」。
誕生日に、姉にリクエストして!
哲学書と言っても決して過言ではない料理の本。
細川亜衣さんの本は他にも「30themes」や「愛しの皿」も持っている。
彼女の本は、一見、上級者向きだけれども、料理のいちばん原点みたいなことがすべて書かれているという点で、初心者にこそ勧めたい。
実際紹介されている料理はごく簡素で、塩とオイルだけ、とかもよくある。



これも誕生日に姉からもらったもの!
私のだだだだだだ大好きな山尾悠子さんの「歪み真珠」。
短編のタイトルからして良いでしょう。
「娼婦たち、人魚でいっぱいの海」とかね、、、
そして、すばらしいタイトルにも負けない内容。
彼女の物語は、ものすごく美しくて、ものすごく醜い。
そしてまったく隙がない。
小説を読む時、文面に作家の存在を感じてしまうと冷めるので、そのところで、彼女はぜんぜん彼女本人を感じさせない、なんていうか、天から降りてきた文章を作家が書き写しただけという感じ、、、
良い文章を書こうとか、良い表現をしようという考えが微塵も見えないということ。


これは素晴らしい本。料理の本だけど、写真集でもある。



これはアメリカ人の二人の女性がそれぞれの朝を記録した写真集。
猫のしっぽ、ジャムを塗ったパン、飲み干したコーヒー、新鮮な野菜、そして季節が移っていく。
見てると、よく卵を食べてるんだよね。



これはこないだの「東京、本とアートの旅」で、神保町の「ボヘミアンズ・ギルド」にて手に入れた二冊。
憧れの少女雑誌「ジュニアそれいゆ」 no.11、
イラストレーター長崎訓子さんの「daydream nation」。

ジュニアそれいゆには、かわいい特集が満載。
「長い髪はこんなふうに」、「おもいでおやつをつくりましょう」、
「美しいアルバムをつくりましょう」、「ジュニアの図書案内」など、、、
ティーンエイジャー向けのなんとも素敵な案内ばかり。
中原淳一さんや内藤ルネさんが大活躍。
個人的には藤田ミラノさんがいちばん好きだけどね。


長崎訓子さんのイラスト集はこんな感じ、、、

3月、東京、本とアートの旅

今月7日に、一日だけ東京へ遊びに行ってきたのだけどまだそのことを書いていなかったので。

今回は夜行バスで行って夜行バスで帰るという強行軍。
というのも、原美術館でやっていたジャン・ミシェル・オトニエル「マイ・ウェイ展」をどうしても観たかったから、とにかくそれだけを目的に。
でもせっかく東京へ行くので空いた時間に他のところもすこし観て帰ろうと、計画を立てたのだった。


これ(見づらい)

本屋の町、神保町でアート系の古本屋をまわり、神保町のもうひとつの名物?カレーを食べ、オトニエルを観に行く。
あまりキチキチな計画を立てると実行できないので、こんな感じで、、、


というわけで、早朝に新宿へ着いた私は、まずカプセルホテルへ行ってお風呂に入る。
そして少しだけ眠り、化粧をして、電車で神保町へ。
「さぼうる」という、あちらでは有名らしい喫茶店でモーニング。

ロールパンにたっぷり添えられたマーガリンがなんとも喫茶店らしくていいとおもう
卵は半熟と完熟とえらべるよ!
店には紳士が次々と現れ、本を読んだりしながらコーヒーを飲んでいた。
ご主人らしき方がいちばん紳士って感じで素敵だった。


で、まだ時間があったので、出版社がやっている「冨山房folio」にて、シナモンミルクティーを飲む。
ここは普通な感じ、、、。


そしていよいよ書店が開く時間になり、街へ出ると、絵画を売っている店のウインドウで奈良さんを発見(ツイッタ)。


ちょうどフォロー始めたところだったのでちょっと嬉しい出会い。
でもこれ、誰の絵?
で、その後、アート系の古本屋を何軒かハシゴ。
北沢書店、小宮山書店、magnif、ボヘミアンズ・ギルドあたりで。
憧れの少女雑誌「ジュニアそれいゆ」、イラストレーター長崎訓子さんの「daydream nation」を買う。
思いっきり観て、めがまわって倒れそうになったので昼を食べることに。

「エチオピア」で、食券を買い、カウンターでサラリーマンに混ざってチキンカレーを食べる。
私は辛いの苦手なので一番辛くないやつを食べたが、隣のおじさんは「40倍で」と言っていた!!!

バター付きの茹でじゃがいもが付いてくるあたり、ニクイ!
カレーはおいしかったけど、チキンにもう少し味がしみてたらな、、、なんてグルメっぽいことを言ってみる。

で、カレーで元気を取り戻し、再び本屋を少しまわって、いよいよ品川へ移動。
原美術館へ。



これこれ~~
きれいだしかわいかった!!
夢の世界!

それから奈良さんの部屋も、かわいすぎて、しばらく出られなかった!


これは、よく美術館でやってるやつ、、、
なんていうの?
オトニエルの絵に、自由に自分で描き足す、子供用のプログラム。
私もやってきた。

で、そんな感じで、夜は新宿に住む友人とビストロで食事をして無事帰ってきました。
なかなか中身の詰まった良い旅でした!

2012年3月27日火曜日

春の食事

苺、ちらし寿司、新じゃが、新玉ねぎ、、、
春の食べものいっぱい。
目下の注目は牡蠣だ!(冬って言われているけれど春がおいしいらしい)


さて、これは苺に甜菜糖をかけただけのおやつ。



乙女散らし寿司弁当。



新じゃがと半熟卵のサラダ。



3月のJAZZが無事におわりまして、、、

24日、覚王山STAR EYESにて、チャリティー企画「3月のJAZZ」が拍手のなか無事終わりました。
とりあえず、よかったぁーー、肩の荷がおりて、翌日はふにゃふにゃだった。

イベントの企画って大変なんだなぁとひとり思ってみたり。
準備の段階で上手くいかないことがたくさんあって、
情けなかったり悔しかったりしたこともいっぱいあったけど、
こんなに素敵なイベントになったと思ったら、すっかりどうでもよくなった!

だーーーい好きなjunkoさん&渡辺ショータさんのDUOも大盛況で、
みなさんとっても気に入って下さったみたい。
ふだんJAZZは聴かないという人が多いことを想定していたので、
選曲も幅広いところから親しみやすいものを選んでくださったことがまた良かったと思います。















みなさま本当にどうもありがとうございました。

2012年3月23日金曜日

3月のJAZZ、3月24日14:00 start!


想像してみよう、世界のみんなのことを :)

チャリティとは、想う事からはじまる、
そんなことを伝えたくて企画したJAZZライブです。

ゲストは、私の大好きなお二人のDUO :)




国連WFP協会なごや青年部march企画

3月のJAZZ!!!

3月24日(土曜日)
覚王山 STAR EYES
14:00start!

当日券2500円、中学生以下1500円、未就学児無料
(収益はすべて国連WFP協会を通じて「学校給食プログラム」へ寄付されます)



2012年3月19日月曜日

hello stranger

だだだだだーーいすきなバンド、Hello Stranger!!!!
ヴォーカルのジュリエットの声がものすごく好き。







映画 my blueberry nights のサウンドトラックに入っていた 「devil's high way」







ジュリエットのソロもペタリ

2012年3月13日火曜日

舞妓chaaaaaaaaaan!!

今日は夢のような日どした・・・いや、でした。
憧れの舞妓ちゃんに会いに、京都まで行ってきたのだ!!

仕事先の先生が「舞妓さんスケッチ旅行」に誘ってくださったのです。

祇園の旅館にて。

来てくれたのは、まだお座敷に上がるか上がらないかくらいの、仕込みちゃんらしい、初々しい二人の舞妓ちゃん。
くぅーーーー、まぶしい!





桂つ雛ちゃん17さい!
天真爛漫な雰囲気で、ふと笑うとやんちゃな感じ、でも凛とした目線。
横顔のぷっくりした感じがなんともかわいらしかった・・・



まめ豊ちゃん16さい!
すらりと背が高くて、お人形さんみたい。
野に咲く花のように可憐で、控えめなかんじ。
やさしかったしかわいかった~~















このへんが、なんともいえずかわいい!!
いいなぁ!




かわいかったなぁ。
でも、舞妓さん修行はきっとすごく大変なんだろうとおもって、
笑顔の下に、一本芯の通っているのが、凛とした表情から伺い知れたのでした。
だからもっと好きになっちゃう!


2012年3月12日月曜日

あの日のこと

2011年3月11日、私はバイトが休みで、ひとりで家にいた。
きゅうに、ゆうらりと大きく揺れたので、眩暈かとおもったら、アパートごと揺れていて、じしんだった。
猫を抱いて、ベランダを開け、揺れがおさまってすぐにテレビをつけると、画面の中で津波がやってきた。大きな波で、車なんか簡単に、大きな船や、建物も、みるみるうちに流されていった。
想像や、知っている範囲を超えすぎて、どんな映像か言葉にもできない。

その日は、千葉に住む姉の、待ちに待った第一子出産予定日だった。
テレビでは、彼女の家のすぐそばの、製油所が爆発したと言っている。
初めに電話をかけたときはつながった。
「机の下にもぐっとる!すごい揺れた、棚の中のもの全部おちた」と言っていた。
ミクシイなんかで、有毒の雨が降るから外へ出るなとか、わけのわからないことが書かれていた。
そのうち電話もつながらなくなって、でもミクシイに書き込みをすれば連絡がとれることがわかった。
電話は、私たちよりも、もっと深刻な状況の人に回線をゆずるべきと思って、かけないようにした。

夜になるとテレビでは街一面の火災の様子が流れた。とっても、ほんとうに起こっていることとは思えない。
姉の夫が友人をバイクで送りにいったまま3時間程も帰ってこないらしい。
私も不安でどきどきした。
夜遅くに、姉の夫が無事帰宅した。

次の日からは、全部がごちゃごちゃになっていた。
名古屋は数日で平静をとりもどした。
でもおかしな混乱は続いて、わけのわからないチェーンメールがまわったりした。


忘れられないのは、震災のすぐあと、
 「なんにもない、かぞくも、めのまえでながされて、」 と、テレビのインタビューで言っていたおじいちゃんのこと。
表情はほとんど無いのに、ものすごく深い悲しみが伝わってきて、
それ以上は震災の報道を見られなくなった。
そして私はいまだに、長くは見られない、震災の時の映像を。
忘れないことも、ちゃんと見ることも、必要だとおもうのに。



震災から一週間後、私の誕生日と同じ日に、姪っ子のはなちゃんが生まれた。
はなちゃんは、待ちわびた希望の光。





きのう、swingで震災チャリティーライブがあって、大好きなミュージシャンも出ていたので一人で聴きに行ってきた。
ステージすぐ脇のカウンターに一人で座って聴いていたら、あの、ニュースのおじいちゃんのことが思い浮かんで、涙が出てきた。
voの赤崎真由美さんがimagineを歌ったところで、すっかり涙は止まらなくなり、ひとりでずっと泣いていた。

ライブが終わった後、夫がお世話になっているベーシストの吉岡直樹さんとお話をした。
私も今度チャリティーライブの企画を控えていることについて、すごく親身に話を聴いて下さって、とてもありがたかった。


聴きに行ってよかった、この日、ここで泣けなかったら、わたしは、どこで泣けばよかったんだろう。
でもそれこそが、「追悼式」というイベントをする理由でもあるらしい。
普段、前に進むために思い出さないようにしていることを、思う存分思い出して、泣いてもいい日。



 

2012年3月9日金曜日

ヒーシーイット

タムくん、ことウィスット・ポンニミットくん・・・すてきすぎる
原美術館のミュージアムショップに、タムくんのDVDがあった・・・!
まずは「ヒーシーイット」がほしい、ほしい~~







2012年3月3日土曜日

絵巻き寿司で雛祭り

今日は、綾さんからのリクエストで「飾り巻き寿司」にちょうせーん!

綾さんが持ってきた「飾り巻き寿司」の本と、
以前クウネルに載っていた「房総の絵巻きずし」の記事を参考に。

「満開の桜」と、「バラの花」があまりにもかわいかったので、これをつくることに。
完成形を想像しながら作るのは初めてにはちょっと難しかったけれど
切ってみると見事に出来ていた
わわわ、うれしい!!
切っても切っても、バラの花。

ほんとうは蝶々もつくるつもりだったけれど予想外に米を沢山使ったので、
最後は余った具を適当に巻いてみたら、これもなんだかかわいい模様に。

女子のテンションをハイにする、絵巻きずし、すごい!たのしいー


















吸い物は煮干しと昆布の出汁に、塩だけで。
手鞠麩とセリを浮かべて、宮部くんの器(翼カップ!)に注ぐ。